ご挨拶

昨今、後継者がいないため廃業する農家の方が増えています。せっかくこれまで育てた畑が、自然に還っていってしまい、いったん自然に還ってしまうと、再び畑とするためにはまた膨大な時間が必要となります。

伊助農園がある付近の梨園でも同じことが起こり始めていました。そのため私はそういった梨園で継続して梨を作る取り組みをしています。せっかくの畑が後継者不足で消えていってしまう、それをなんとかしたいと思っています。

そうして畑を次世代まで、できる限り残していくために、私たちは自分たちにできることを少しずつですが、確実に実行しています。

私たちの梨園も、次世代までしっかりと伝えていきたい、そのためにはしっかりとした経営を確立させて、会社組織として、後進を育てていきたいと思っています。

農業を志す若者の方に働いていただき、技術やノウハウをお伝えして伝えていきたいと思っています。また多くの方に楽しんでいただくために、観光農園業を行ったりすることも計画しています。

最近ではいろいろな「つながる」方法も増え、これまでの道の駅、近隣のお店だけでなく、SNSを介してつながった方にも梨を楽しんでいただいたりしています。

いろいろな方法を、自分たちにできる範囲で、確実に一歩ずつ。私たちは今日もこの地で、梨を通して多くの方々と「おいしい」や「うれしい」気持ちで、つながりたいと願っています。